[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック






台湾桃園国際空港(旧名:中正国際空港)

Terminal 2

 

台湾の空の窓口、桃園空港には、屋台村があるです。空港ですので安いとはいえませんが、おいしい。さすが台湾。鶏スープ、おいしかったです。それにしても、日本人が多い。桃園空港からのバス、タクシーなどについての記事は、写真の下にパラパラと書いてございます。


―PAX INTRANTIBUS SALUS EXEUNTIBUS―

Back to HOME

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



台北国際空港の正式名称は台北桃園国際機場。コードはCKS。蒋介石の頭文字をとりました。昔の正式名称は中正国際空港。蒋介石空港とか、中正空港とかいったからです。しかし、蒋介石の名も、蒋介石の中正の号も、いまはなくなりました。わずかに、コードに残っているだけです。
簡単に示せば、こうなります。


通称所在地都市コード(3レター)空港コード(3レター)ICAOコード
羽田空港東京都TYOHNDRJTT
成田空港千葉県TYONRTRJAA
松山空港台北市TPETSARCSS
桃園空港桃園県TPECKSRCTP

(追記:2008/1/18、数日前の報道だと、金融機関の融資や企業献金が民進党を見捨て始めたということで、これはもう、2008年大統領選挙は国民党が勝つ可能性が高くなってきた。もとの暗い一党独裁ではなく、「明るい北朝鮮」=シンガポール型を目指したい、というのが馬英九の主張。そうなると、また「桃園空港」は「蒋介石空港」に逆戻りする可能性もあります。)


  そのほか、金浦空港(GMP)と仁川空港(ICN)の関係、紅橋空港(SHA)と浦東空港(PVG)の関係も、大都市近くー郊外の関係、つまり羽田と成田の関係です。定期化したチャーター便が、HND-GMP-SHA-TSAを飛び回ってくれれば、ビジネスにはこの上なく便利でしょう。チャンギ空港(SIN)・スワンナプーム(BKK)、上海も仁川も高雄も釜山も大連も、ハブ空港・ハブ港整備としてアジアの雄となろうと、国家的に取り組んでいるというのに。

 ところが一方、大阪市内からアクセスがよく、ビジネスマンで満杯の伊丹空港(ITM)は、関西空港(KIX)ができるとともに、完全に国際空港の地位を奪われ、税関もなくチャーター便すら飛ばなくなりました。ITM―GMP/SHA/TSAのチャーターがあったら、便利する人は多いのでは。


 ところで、桃園空港を、なんと読んだらいいのでしょう。「ももぞのくうこう」「たおゆぇんくうこう」「とうえんくうこう」?私の同業者は、「ももぞの空港」という人が多いのですが、機内ではCAさんが、「とうえん国際空港」とい言ってませんか?(忘れた)。
 松山空港は「まつやまくうこう」と言うのが一般的。「しょうざんくうこう」とか「すんしゃんくうこう」というのは、素人っぽいっ! 桃園空港ができる前は、松山空港が台湾の空の玄関でした。1960年代などは、JALが多くの旅行客を、羽田、伊丹、福岡から松山空港に運んでいたのです。当時から、「まつやまくうこう」というのが、一般的。現在でも日本の航空関係者はそう呼んでいます。


 さてさて歴史。中正空港(蒋介石空港)が桃園空港と改称された背景には、2000年より続いた陳水扁政権下での、「台湾化」の流れがあります。周知のように、台湾、日本植民地統治が終った1945年、カイロ宣言を承認した日本のポツダム条約受諾を受け、国民党政府(当時「中国」と言えば国民党、共産党が内戦に勝利するのは1949年です)に割譲されました。カイロ宣言、ポツダム宣言、サンフランシスコ講和条約等の解釈において、台湾が中国に「返還」されるべきだとしたこの解釈には、国際法の面から異論もありますが(台湾地位未定論)、とにかく現実にはそうなったわけです。さて、台湾がなぜ親日的なのか。私にはいろいろ考えもあるのですが、一般的にはこの中国への「返還」後の国民党政府の過酷な独裁政治が、日本統治よりさらに残酷なものであったため、日本時代から台湾にいた人々の間に「懐日」の感情が強くなったため、という説明がされています。確かに、それは大きいとは思います。
 さて、日本時代に台湾にいた「本省人」と、国民党とともに中国から台湾にやってきた「外省人」の間には、当初から対立感情がありました(日本時代50年間に近代化された本省人と、中国人の間に大きな差があることは言わずもがなです)。それが爆発したのが、所謂二二八事件です。国民党官憲が本省人の闇タバコ売りの女性を殴打するなどしたため、本省人が官憲を取り囲み、それが発端となり、一時は本省人が台湾の実権を握りかけました。しかしたちまち国民党は中国から軍を増派、徹底弾圧を行い、昼夜を問わず連行、拷問、殺害を繰り返し、約3万の本省人が犠牲となりました。それがこの二二八事件です。有名な国会での乱闘、十数年前のタクシー暴動から、最近は新幹線トラブルに至るまで、台湾における全てのトラブルの底流には、この対立があると言っても決して過言ではありません。
 そして、国民党独裁が続いた1980年代までは、二二八事件については語ることさえ禁じられていました。大虐殺は、なかったことにされていたのです。しかし蒋経国時代末期から李登輝時代に至り、台湾は民主化されてゆき、この二二八事件をはじめとした政治弾圧についても、研究が進んでゆきました。そして現在ではまったくオープンに、あらゆる議論・研究がなされていますが、昨年ついに、大統領(総統)直属の記録保存機関である国史館の館長が、「二二八事件の最大の責任者は蒋介石である」との研究を発表しました。考えてみれば、時間のかかりすぎです。「ユダヤ人虐殺の最大の責任者はヒトラーである」というのに、60年もかけたようなものです。
 こうした歴史を見てみれば、台湾の空の玄関口に、ホロコーストの責任者の名を冠しているというのも、不自然なことになります。この台湾の国際空港は、台北市(直轄市)や台北県ではなく、お隣の桃園県にあります。そこで、以前からの通称にしたがって2006年、桃園国際飛行場と改称されました。
 同様に、郵便局や石油会社の名も、中華から台湾になりました。しかし、中華航空だけは、「台湾航空」になりません。それには、政府の持ち株など、いろいろな理由があるようですが、私はあまり詳しく聞いていません。ちなみに、「台湾航空」という小さな航空会社が以前存在しました。ブリテン・ノーマンなどの小型機で、離島を結んでいました。
 ところが、2008年の選挙では、また国民党が政権の座に。今の選挙制度ですと、もう民進党に勝ち目はない、と多くの人が考えていたのです。被支配の台湾400年の歴史の中で、たった8年間掴んだチャンスを、馬鹿な民進党政権は、無駄にしてしまった、とも言えましょう。1947年以降、自らが主人になることを夢見て戦い、死んでいった無数の人々。彼らから渡されたバトンを受け取った陳水扁政権は、走る途中でバトンを川に落としてしまいました。(具体的に言えば小選挙区制を導入した瞬間、この仲間の血に染まったバトンは、手から離れ落ちてしまったのです)。
 この桃園空港も、馬英九政権のもとで、また蒋介石国際空港と、名前を変えられるのかも、知れません。(Apr.2008)

 桃園空港を利用する日本人は、ほとんどが第2ターミナルを利用するのではないでしょうか。JAL、China Air、ANA、Evaなど、日本と縁の深い航空会社は第2ターミナルです。上の写真も、第2。実は、私ももう2年ほど、第1ターミナルには行っていません。いまはどうなっているのかな。


 空港から市内へタクシーを利用することは、一般的な旅行者にはあまり勧めません。日本円で5,000円見当はかかるからです。もともと悪質タクシーが少ない上に、空港へ乗り入れできるタクシーは一定のサービス・車種以上と限られているので、雲助などの心配は、あまりしなくていいほうですが、約5,000円をどう考えるか、です。私の感覚では一人旅ならバスが基本。もっとも、3人旅行なら乗ってもいいのではないでしょうか。
 一方、日本への帰りに、市内から空港へ行く場合にタクシーは、「アリ」だと思います。タクシーの運転手との相談次第です。中国語ができる場合、あるいはできなくても、紙に書くとか日本語や英語で意思表示できるなら、市内(あまり空港から遠くの東北部は別です)から空港への交渉料金の相場は、今、800台湾ドル、日本円で3,200円程度(2006年)。運転手によっては、高速道料金の40台湾ドルくらいは持ってくれ、とか、850円でどうか、とかいう場合もあります。荷物が重く疲れた場合には、あながち高すぎる値段とも思いません。
 この場合、いい方法は、台北滞在中に、タクシーの「ウンチャン(台湾語。運転手の意味)」に、「あさって、日本に帰るんだけどー、朝すごく早くて。来てくれないかな」と交渉してみることです。そういうチャンスがなくて、その場でタクシーをつかまえやすいのは、道路に面したホテルその他の空港ゆきバス乗り場で、荷物を沢山かかえて立っていること。タクシーがよってきて、ウンチャンが「空港、800円(800台湾ドル)!」などと日本語で話しかけてくる場合が少なくありません。いずれにしても、値段交渉、特に高速道路代をどうするかをはっきりさせれば、こういうのもありでしょう。

バスの便はいいのですが、乗るときにいくつか注意を。まず、空港のInformationの人に、「バス乗り場は?」と聞きます。中国語や台湾語以外、何語が通じるか知りませんが、恐らく英語と日本語は大丈夫でしょう(私はいつも中国語ですので)。
バス乗り場に行ったら、目的地(ホテル名)を告げると、なにやら教えてくれます。言うとおりにします。「35番」とか日本語で乗り場を教えてくれることもあるので、そこへ。路線によっては、本数が少なく、20分以上待たされることも。私は一度、行天宮行きの「飛狗バス」で、3台、1時間20分待たされたことも!こういうことは、外国ではしばしばあることです。怒らないで待ちましょう。どうしても早く行きたい人は、日本円換算で5000円も用意すれば、タクシーで十分です。さてバスに乗るとき、ここからが注意しなくてはならないところです。
バスの床下の荷物入れにスーツケースを入れるときは、引換券を貰って普通、自分で入れます。待っていても、入れてくれません。そのとき!行く先別に、入れる場所が異なっている路線があります!(たとえば松山空港行き)。これで入れ場所を間違えると、悲惨なことに。私も経験あります。治安はいいので、泥棒はそれほど気にしなくてもいいのですが。
注意、第二点!停留所が、微妙にパンフレット(乗り場などでくれる)と変わっていることがあります。言い方が少し違ったり、工事中で停留所が移動していたり、廃止になっていたり。私も新しい路線に乗るときは、とにかく右側前方座席(窓から停留所を確認できるよう)に陣取ります。さすがに緊張します。
ところで、観光やビジネスが終り、空港へ向かうときは、ホテルのカウンターに聞けばOK。ただ注意すべきは、高速道路に乗るバスと、ひたすら一般道の停留所を停まりまくって桃園空港に行くバスがあるのです。自分の乗ろうとする路線がどちらか分からないときは、ある程度時間の余裕を持っていったほうがいいです。ただ、下を走るバスでも、高速にすぐのるバスより1時間以上かかることはないと思います。

さて、問題。「日本語は通じるか!?」 多分、空港、ホテルでは通じる。バスの「ウンチャン」は通じないでしょう。タクシーも厳しい(空港に乗り入れているタクシーは、もしかすると通じる人が多いのかも知れません。私は使ったことないから分かりませんが)。でも恐れることはないです。中国語や台湾語ができない方は、タクシーのウンチャンには、筆談もしくは英語「サンルートホテル!」「インターナショナルエアポート!」でなんとかなるでしょう。なお、バスの運転手は怖いです。本当は親切なんですが、なんか荒っぽい。面倒はいやがる。あまりコミュニケーションを期待しないのが正解かも。
市内観光はタクシーで問題ありません。往路はホテルのボーイさんに日本語で頼めば、タクシーのウンチャンに行き先をしっかり伝えてくれるでしょう。復路はホテルの名前を連呼すれば、タクシーは連れてってくれます。
 台湾でタクシーのトラブルがあるとすれば、それは多分、雲助ではなくて、「勘違い」です。意思疎通に問題があった場合。だから、しっかり紙に書いて筆談しましょう。

市内観光について。慣れない方には、やはりツアーがお勧めです。大抵空港から宿泊先にバスで連れて行ってくれて、こんなにラクな事はない。第一、総額が安い。1日市内観光なんかも、お勧め。あれだけの観光スポットを、MRT(電車)やバスで移動しようとしても、絶対無理です。タクシーを使っても、苦しい。故宮博物院を数時間で通り過ぎるのは余りにももったいないけど、それは別に自分で行けばよいです。ただ、連れてゆかれるみやげ物店で買う時は、やはり値切るのが常識だと思います。

空港の話からますますずれてきましたが、市内の交通は、タクシーとMRT(電車)とバス。タクシーは確か、初乗りが日本円で200円はしない。市内だったら、どこへ行っても格安で、これが一番のお勧めです。次はMRT。外国の鉄道は面白い。市内バスは難しい。大きな書店に行けば、市内バス路線図を売っていますが、とにかくバスはよほどの通でなければ、お勧めできません。ホテルのコンシェルジェに説明してもらう手もありますが、Suicaみたいなバスのカードを持っていない我々は、小銭を準備していかないといけないし、小銭ないとおつり出ないし。

台湾国内地方都市も、いいところが沢山あります。きりがないので、やめます。

ホテルの便と言えば、第二ターミナルにEVA航空のトランジット・ホテルがあります。
http://www.evergreen-hotels.com/branch/Index.aspx?checkcode=PAPGG
私自身利用したことがないのでなんとも言えませんが、一度泊まってみたいと思います。


一応空港公式サイトはここ:http://www.taoyuanairport.gov.tw/web/japanese/

その他、リンクを少々。
エバー航空の第2ターミナル説明:http://www.evaair.com/html/b2c/japanese/tips/Airport_Guide/CKS_terminal_II
JALの「台湾通」:http://www.japanasia.co.jp/camp/frame_top.html


以上、何かの参考になるかと書いたものですが、内容に未確認・不正確な点もあるかと思いますので、その点は心おきください。2007年、青木敦筆。
冒頭の言葉「PAX INTRANTIBUS SALUS EXEUNTIBUS」は、ラテン語ですから、UをVで書き表し、「PAX INTRANTIBVS SALVS EXEVNTIBVS」となります。「入ってくる者に平和を。出て行く者に安らぎを」という意味。実は、羽田第2ターミナルに掲げられているのを見つけました。台北空港ではございません。でも、空港にはぴったりの言葉です。さて、第2ターミナルのどこにあるかは、ご自身で確認を。慎ましく、目立たなく書いてあります。
日系で6,7割の搭乗率、中国系で1便100人以下の状態が続いている(2007年11月末現在)羽田―上海を続ける上に羽田―北京まで飛ばすというのに、羽田―台北便がないことを考えるとき、つくづく、交通運輸行政が、利用者のニーズではなく、媚中派政治家によって歪められているのではないかと感じます。
さて、文法解説。PAXはご存じのとおり、「平和」。Saluteは「敬礼」ですが、SALUSは「安らぎ」だそうです。INTRAとEXが、それぞれ入る、出る、ということはお察しのとおり。INTRANTに、複数与格の-IBUSが付きます。与格はドイツ語で言う、3格(Dativ)。たとえば、「皆」はラテン語で「OMNI」ですね。そこに複数Dativをつけると、「OMNIBUS」つまり「for everyone」となります。OMNIBUS=BUS、つまり「バス」は「皆さんに」という意味です。つまり、入ってくる方々へ、という複数名詞の与格が「INTRANT」+「-IBUS」で「INTRANTIBUS」。同様に、出て行く人に、は「EX+EUNT+IBUS」で「EXEUNTIBUS」。動詞は省略されてます。 〈2008年1月9日〉